思うこと

FF14と面白そうなことを探していく

平昌オリンピックに備えてフィギュアの採点表の見方を覚えよう(前半)

2018年2月9日から2月25日まで行われる平昌オリンピック
秋からシーズンが始まってしまえばその流れでオリンピックです!
オフシーズンの間にフィギュアスケートについて勉強してより楽しみましょう

フィギュアスケートの採点表

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これが採点表です。他にはジャッジスコアやプロトコルと呼ばれています
ちなみにこれは2015年グランプリファイナルの羽生のフリーです
 
さてでは上から見ていきましょう! f:id:orangelounges:20170818002503p:plain
得点だけであればここにすべてまとまっています。
左端からいくと

  • ユヅルハニューは日本の選手で6番目に滑って
  • フリーの得点は219.48点です!
  • そのうち技術要素点は120.92点で
  • 演技構成点は98.56点です
  • 減点は0です

とこのように読み取れます。

技術要素点

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ユーリ!!!onICEではテクニカルエレメンツ(TES)とも紹介されていましたね
ここではジャンプやスピンの構成と得点を見ることができます。

Executed Elements

技名が順番に記されています
例えば4S4回転サルコウということを示しています。
3A+1Lo+3Sはトリプルアクセルとシングルループとトリプルサルコウのコンビネーションということですね
FCCoSp3p4はコンビネーションスピンを表していますがこれはひとまず置いておきます!
 
まずは回転数とジャンプの表記を表にまとめます
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ちなみに4回転をクアドと呼ぶとなんかかっこいい
ユーリ!!!onICEのユーリやヴィクトルもクアドと言ってますし
最終回付近ではアニメ内ナレーションでJ.J.のことをクアドジャンパーと評しています。
現実でいうとネイサン・チェンがクアドジャンパーと呼べますねー 
 

スピンをまとめた表です
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これがなかなかややこしい。
フライングのFや脚換えのCは頭に付くこと意識しながら上のプロトコルを見ていきましょう

  • FCCoSp3p4
    前から順に見ていくとフライングで脚換えをしているコンビネーションスピン
    そして3pなので3姿勢とっていてレベル4
    ということですね
    レベル4というのはレベル要件という13の項目のうち4つを満たしているということです。
    上限が4なので最も高いレベルということになります。
  • FCSSp4
    フライング、脚換えのシットスピン、レベル4です
  • CCoSp3p4
    脚換えのコンビネーションスピン、3姿勢とっていてレベルは4です

このように順々に見ていくと結構読めるようになります
 
そして最後にステップシークエンスとコレオシークエンスがあります
上のプロトコルでいうと

  • StSq3
  • ChSq1

の2つがそうです。 ステップシークエンスの末尾の数字はスピン同様レベルを示しています。
コレオシークエンスの場合は1しかないので1固定です。

Base Value

各項目の基礎点を表しています
得点は難易度に応じて付けられています
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トゥループとアクセルの基礎点は大きく開いています。
というのもアクセルジャンプは半回転多く回るということなので
つまりトリプルアクセルは3回転半、クアドアクセルは4回転半ですごく難しくなります。
羽生がクアドアクセルを飛ぶためにはあと13cmほど高く飛ばないとだめだとかなんとか
 
点数のあとにばってんのようなマークがありますがこれは決して失敗したとかそういう意味ではなく演技後半なのでこの技の基礎点は1.1倍されるよ、ということを示しています  
ちなみにコンビネーションジャンプは特に加点があるというわけでなく
単純に個々のジャンプの基礎点を足したもの
になります

GOE

出来栄え点と呼ばれています。 マイナス3点からプラス3点の7段階で評価されます
ここが3になっていると満点で転倒してしまうと-3となります。
ジャンプの入り方が難しかったり飛んだ距離や高さなどで判定されます。 The Judges Panelには審判達の評価がズラッとならんでいますが
ここから最低点と最高点を抜いた7人の平均をとったものがGOEとなります。
ユーリ!!!onICEの南くんがGOE3万点と言っていましたが
スケート選手的に超めっちゃよかったということでしょう

Scores of Panel

基礎点とGOEを足したものがその技の得点として加算されていきます。 ここで響いてくるのがGOEです。
例えば4Tと4Fでは基礎点が2点違います
しかし仮に4Tがばっちり決まり、4Fがなんとか成功したという状況になったと仮定すると

  • 4T:10.3 +GOE3 = 13.3
  • 4F:12.3 +GOE-1 = 11.3

のように4Tの方が高得点になります。
演技中に飛べる同じ種類のジャンプには限りがあるので種類が多いに越したことはありませんが種類に囚われ、出来栄えが悪くなってしまえば得点に結びつけることは難しくなります。

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