思うこと

FF14と面白そうなことを探していく

シノアリス NieRコラボ ストーリー 一節~十二節[ノーマル]

このニーアコラボのシナリオはヨコオタロウが書いているということでやらないわけにはいかない。


備忘録としてストーリーをまとめます
 

シノアリス NieRコラボ ストーリー[ノーマル]

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一節(2B)

  • 冒頭
    ノイズ———————-通電。
    聴覚センサー:正常。空間反響音を感知。
    個体識別。
    「私…私は、2B。
    ヨルハ機体。二号B型」
    侵略してきた異星人を倒すために
    作られた自動歩兵人形。
    自我の形成は正常。
    しかし、記憶が混乱している。
    現在地不明。
    周囲の景色には見覚えはある。
    だが、どこか違和感があった…

  • 戦闘中
    何だ…この敵は?
    確か私は、機械生命体と戦っていて…
    …記憶が不正確になっている。
    この場所から離れなくては……
    「敵」を倒さなくては……

  • 戦闘後
    赤錆にまみれた建造物。
    ここは「工場廃墟」
    呼ばれる場所だ。
    だが、現れる敵は見たことも無いような
    不思議な形をしていた。
    いや…アレが「敵」だと
    いう事すらはっきりとは判らない。
    「行かなくては」
    再び記憶領域にノイズが走る。
    何か痛みのような、
    少し、懐かしいような気持ちが
    私の奥深くに生まれていた……

二節(2B)

戦うことだけが、私の存在意義。
そう自分に言い聞かせながら、
見ず知らずの命を奪っている。

三節(2B)

敵が言葉を囁いている。
この世界では「願い」が全てを変える。
そんな、無意味で甘美な妄想を。

四節(2B)

私には帰るべき場所がある。
だから戦い続ける、
選択の余地など、存在しない。

五節(2B)

  • 戦闘前
    しばらく進むと、遠くから
    不思議歌声
    聞こえてきた。
    か細いその歌は次第に
    機械音混じりのノイズ
    へと変化してゆく。
    私はあの声を知っている。
    「機械生命体」
    それは私達の敵、
    しかも様々な個体と融合することで
    強化された特殊な個体。
    ノイズとなった歌声が叫びになる時、
    その異様な姿が、
    私の目の前に現れる。

 
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五節ではwave切替時におなじみの弾幕演出があります

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  • 戦闘後
    金切り声を上げる
    機械の歌姫
    黒い渦に巻き込まれて消えてしまった。
    「あの敵は、既に倒した筈……」
    違和感。これは夢なのだろうか。
    戦闘後の四肢から伝わる痛み。
    飛び散っている
    生々しいオイル。
    剣を振り払う。これが夢だとしても、
    覚めないのであれば戦い続けるだけだ。
    私達ヨルハ部隊は
    殺す為に作られたのだから。
    そんな無意味な言葉
    私は自分に言い聞かせていた。
     

第6節(2B)

皮肉だ。
嘘で固められた現実から逃げた先が
嘘で飾られた夢の世界だなんて。

第7節(2B)

私は逃げ込んでいた。
敵を倒すことに。自らが傷つくことに。
本当は真実に目を向けたくないから。
醜く愚かしい現実を知りたくないから。

第8節(ボーヴォワール)

  • 戦闘前
    大好きだった。
    愛していたの。
    好きなあの人の為に、着飾って。
    もっと美しくなる為に、
    自分の体を改造して、
    殺した。
    沢山のを殺した。
    沢山の仲間を殺した。
    全部食べた。その金属と油を
    私の体にする為に。
    こんなに汚く、苦しい思いをするのは
    全て貴方の為。ねぇ、届いてる?
    届いてる?

  • 戦闘後
    私は叫び続ける。
    どんなに痛くても、
    どんなに悲しくても。
    美しくなるんだ」
    その願いを諦める訳にはいかない。
    何度でも何度でも繰り返してやる。
    この世界では願望
    強ければ、本当に実現するのだから。
    だから私は、敵を
    喰らい続ける
    そして、いつしか、自分が何の為に
    美しくなろうとしているのか、
    判らなくなっていった……

第9節(2B)

唇を噛みしめる。
その痛みを現実への足がかりとする為に。
何かに依存するという点で、
あの機械と、私は、同じだった。

第10節(2B)

再び、歌声が聞こえる。
あの悲しく、呪わしい歌声。
もしかしたら救済なのかもしれない。
あの歌を、破壊する事が。

第11節(ボーヴォワール)

私より美しいのは誰?
私より愛されているのは誰?
 
私は、誰?

第12節(2B)

戦闘前

工場廃墟の奥まで
機械生命体を追い詰める。
ダメージを受けてもなお、敵は
歌い続けている
その歌は、祈りの言葉だった。
「美しくなりたい」と叫んでいれば、
いつか願いが叶う。
そんな妄想に囚われた姿。
……いや、それは本当に妄想だろうか?
敵は歌う。この世界の理が、
願い現実にすると。
それが真実だとしたら、
私は……私は……!

戦闘後

しくなる、しくなる、
しくなる、しくなる、
しくなる、しくなる。
機械生命体の壊れた声
廃墟に響き渡る。
その音に呼応するかのように、
世界が崩れ始める
彼女の断末魔の叫びは、
まるで歌うような
透明な響きで、私は……
 
 
ノイズ—————–通電。
聴覚センサー:正常。空間反響音を感知。
個体識別……
目に写ったのは、9S……
ヨルハ機体
9号S型アンドロイド。
空中に浮かぶモニターを
素早く操作している。
 
メモリ再チェック終了、 不具合は見つかりませんでした。
 
彼のその言葉で、
私は自分の現状
再認識した。
 
 

36時間前にあった、
敵機械生命体との交戦後に、
私は自我データのチェック
シーケンスに微妙な違和感
を感じていた。
 
だから、スキャナーモデルである9Sに
記憶領域全体の再チェックを
依頼していたのだ。

戦っていた機械生命体は、
あの歌う個体
つまり私は、データチェックの
何らかのプロセスの影響で
のような疑似体験をしていた、
という事らしい。
 
 
ふらつく頭を抱えながら起き上がる。
データチェックの後にすぐに
運動機能を使うと
不具合があって転倒する可能性が……
と9Sが言う。
たしかにそうだが、彼は心配しすぎだ。
 
だけれど、その心配症な部分で
私の命は何度も救われていた。
彼とパートナーになる度に、
何度も、何度も。
 
私は9Sの顔から目を逸らす。
感謝する権利など、私には、無い。  
 
私の歪な感情には気づく
こともなく、9Sは
どんな夢を見ましたか?
と興味深そうに聞いてきた。
 
どうやら記憶領域
チェック時に、私の回路が
起動中に近い挙動を
示していたらしい。
 
……その、あれは夢だ。
現実虚構を混ぜたかの
ような、景色と、叫びと、
痛みが存在する世界。
 
 
あの時、歌い狂う機械生命体からは
ハッキリとした意思を感じた。
 
美しくなりたい」
 
という毅然とした祈り。
たとえどんな代償を払う事に
なっても、その願いを
成し遂げるという執念
 
それはとは思えず。
まるで現実のような。
 
 
機械生命体の強く、呪いのような
怨念がデータの渦となり
私の記憶領域
爪痕を残していた。
神経回路に情報が伝播してゆく。
まるで鼓動に反応する、
生傷のように。
 
今なら理解る。あの夢の世界では
願望こそが最も力と
価値を持つのだ。
 
誰かの夢に傷を残す。
それほど強い願いを
私は持っているのだろうか?
 
 
9Sが不思議そう
覗き込んでいる事に気づく。
私は微笑んで彼を安心させる。
少しだけ、ぎこちない笑顔。
 
無意味な夢の説明をしても、無意味。
9Sに伝えると彼は残念そうな
表情を作る。私は出立の準備を整える。
機械生命体の駆逐
情報収集
しなければならない事は
沢山あるのだから。
 
まずは、機械生命体から受け取った
燃料濾過フィルターを
レジスタンスキャンプに
持っていかなくてはならない。  
 
風が頬を撫でる。
 
あの機械生命体のが聞こえたような
気がして振り返ってみるが、
そこにあるのは
見慣れた廃墟都市だけだった。
 
だけれど、その風景に
ほんの少しだけ……
違和感を感じた。
心の中の闇から、何かが
覗き込んでいるような……  
 
もしかして、
この世界とわた&*5xf pa(ノイズ音)

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